マクドナルドの件
マクドナルドの業績悪化が止まらないみたいです
8月は前年比マイナス25%
達成率75%ですよ。
一般的にはマイナス25の方がインパクトあるかもしれませんが
外食の店長を経験したものとしては
達成率75ってのはほんとに背筋が寒くなる数字です。
これに関してはまあがんばって下さいなとした言いようがないんですね。
一連の問題が起こるはるか前から私、マクドナルドにはいい印象はありません。
もう20年以上前になるんですが、
大学4年で就職活動してたころの話。
私はバブルが弾けた直後の年に就職活動をした年代で
弾けたといってもまだ残り香はじゅうぶん残っており、
大阪から東京までの交通費は支給されたし、
内定も複数いただいたし、
ジュリアナにも連れてってもらったしと
いい思いさせていただきました。
その他の内定も外食とコンビニ数社という感じ。で、どこに行くかは、心の中ではもう一社の外食に傾いていました。
もちろん、マクドナルドは外食では断トツトップの時代、
もう一社の方に傾いてたのは採用担当者の人がらでした。
何を甘いことをと言われるでしょうが、実際そんなもんでしょ?(笑)
将来性を研究なんてしないでしょ、
うまくやってけそうだなって感じるところを選ぼうとしてたんです。
とはいえ、まだ決定はしてませんでしたので、各社の内定者の集いにも呼ばれ、先輩社員と語らったり、ちょっとしたミーティングしたりということもあるわけです。
あるコンビニ、なんとかなーとでは
食事会があって、内定者5、6人のテーブルに、1人の社員がついて会社生活を話すんですが、
その若手男性社員があからさまに女性内定者ばかりに笑顔をふりまき、私が話しかけても一言で片付けられ、相当不快な思いをしました。
仲良くなってお持ち帰りしようとしたんでしょうね。最低な内定者の集いを経験し、すみませんと、お断りしました。
別会社の悪口になってしまいました、
マクドナルドの場合は
3人くらいの採用担当者と私1人で
さらに面接するような話し合い。
「他に内定もらって迷ってる会社ある?」
と聞かれて、よせばいいのにバカ正直な私は
もう一社の外食の名前を挙げてそこと御社で迷ってます、と言ってしまいました。
すると担当者は顔色が一変。
「えーーー!そんなとこいくの?なんで?」
と、まるで⚪️⚪️は会社ではないかのような言い方。
さすがに言葉も出ず、は、はい、と答えるのがやっとでした。
私はそれが決定打になって内定を辞退しました。
というような経緯からマクドナルドは嫌いになりました。
あ、もうひとつ思い出しました。
学生のころ、私は環境問題に興味がありました。特になにかしてたわけではないんですが。
で、マクドナルドの最終面接で、
会社のこれからについて聞かれ
当時、発泡スチロールの容器だったマクドナルドは
環境を考えて容器を変更した方がいいと提案しました。
それに対して
「そういうのは環境問題のNGOにでもはいってやれば?」という答え。
社会全体がエコに関心がなく、エコがビジネスになるなんてことは誰も想像しない時代でしたから、その答えも当然と言えば当然ですが、もうちょっと言い方あるだろうよ、と思ったものです。
こう振り返って見ると、マクドナルドという会社は、相手のことを思いやったり、相手のためになることをしたりする、ホスピタリティに欠けた会社なのではないかと思うんです。
正確には藤田田氏の影響力が低下したころから、ホスピタリティがなくなっていったのではと思うんです。
マクドナルドのハンバーガーの価値を客がどのように見定めているのか、その価値の変化がどうなっているのか、全く読めていないんですね。
自分たちがもつ絶対的価値のみに頼って、マクドナルドなんだから客はありがたがって食べる、ブランドは揺るぎないと勘違いしているということです。
商品に自信を持つことは大事ですが、マクドナルドの商品は時代の流れのなかで、価値が下がっていった、味がそんなにおいしくないことが、ライバルの登場でばれてきた。でもそれに気づかず、同じ味で大丈夫と客をバカにしてきた。
ずいぶんな書き方をしましたが、味が変わらないのは事実です。自分自身で、最初に食べたときはうまいと、思いましたが、ここ十年くらいはまずいとは思わないがうまいとも思わなくなりました。
というようなことですので、一度モスに売り上げ抜かれないと気がつかないんでしょう。
最後に、妖怪ウォッチをハッピーセットに使うのはやめてほしい。
子どもにねだられて行きたくもないマクドナルドに行かなければならなくなる、はっきり言って苦痛です。
ではまた書きますので
引き続きよろしくお願いします