是枝監督の番組を見た件
みなさん、おはこんにちばんは!
昨日日曜日、という言い方はよくないですが、きのう見たのでそういうことです。
10月の終わりにやった是枝監督の番組が、日曜の朝にまとめて放送されてて、プチ是枝デーといって趣でした。
放送されたのは、映画「真実」の制作現場に密着したドキュメンタリー。もう一つは是枝監督とケン・ローチ監督の対談。
どちらも見応えがあったのですが、惜しむらくはNHKBS1だったということ。
地上波ではできなかったのかなあと(笑)
是枝監督と言えば「万引き家族」でパルムドールを受賞したのに、日本政府からはガン無視されたことで有名ですが、そのあたりの源流となることが、ケンローチ監督との対談でつまびらかに語られていました。
ケンローチ監督はこの冬に日本で公開される「家族を想うとき」が最新の作品でいかにも権力層は嫌がる作品です。
言わずもがなケンローチ監督はイギリス労働者階級の声を形にしてきた監督です。番組の中で語っていた「労働者を被害者に描いてはいけない」というポリシーはなるほどなと思わされました。
労働者をリアルに描くことで労働者が声を上げて社会を変える力にしなければならないというケンローチ監督の思いをリスペクトし、学んできたのが是枝監督。
ケンローチ監督がすごいなとおもったのは、是枝監督の作品を見ているだけでなく、そこから学んでいるということ。
簡単な事ではないでしょうが、自分の意思を受け継いでくれている是枝監督に相当な期待をかけているのではと思いました。
対談の前に放送された「真実」のほうは、是枝監督の制作の姿を垣間見ることができ、興味深い映像がたくさん出てきました。
カトリーヌドヌーブも大物っぷりがすごいし、ほんとに大物だし。
映画の現場ってほんとにすごいんだなと改めて思わされました。
ただもう「真実」見た気になりました。町山智浩さんの解説も聞いてたし(笑)
あと、ジジジラフさん、じゃない、樹木希林さんのお話とかサイドの話もたっぷりでよかったけども、それはそれでまた別に見たいなあと。
対談の方も、映画のインサート必要だとは思うけど、もっと話聞きたかったですね。
ちなみに、トークを進めるにあたって是枝監督がノートに聞くことなのか進行なのかを書いてあって、それ見ながらだったのはちょっとおもしろかったですね。ちゃんとやろうとしてるんだってのと、緊張してそうみたいなのが助けてました。
変な感想を挟んでしまって申し訳ないですが、また再放送してほしいです。
できれば地上波で。
引き続きよろしくお願いします

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