「~~なんだそう」っていうナレーションが大嫌いな件
こんばんは。
未だ例の事件の衝撃は消え去らないはてぶ界隈。
私もちょっとだけ関わっているようないないような感じなんですけども
今の所書く気になれないので、前から書こうと思っていたことを書きます
ナレーションというのはTV番組において非常に大きな役割を占めるものでして
言葉の選び方一つ間違えると、似た言葉であっても込めたい意味が込められなくなってしまいます。
というようなちょっと深めの話ではなく、今日書くのは、もっと表面的な言葉尻のお話です。
昨今のバラエティ番組のナレーションでよく聞かれるのが
「~~だそう」という言い回し。
例えば
「このラーメンのスープは鶏、豚を24時間煮込んでいるんだそう」
という伝聞の内容を表現するときに使われています。
どこからこの表現が流行したのかはわかりませんが
なんとなく、「あいつ今何してる?」の子ども風ナレーションが
その火付け役ではなかろうかと推測しています。
もちろんこの言い回し、なかったものが新たに作られたわけではありません。
たま~に聞くなあという程度のものでした。
ですが、この1年ほどの間、どんなナレーターの番組でもこの言い回しが氾濫していて聞けたものではありません。
使う側は「なんかやわらかい印象をあたえそう」(この”そう”は別意味w)
というふうにそんなに深くは考えていないでしょう。
でもこの「~だそう」は柔らかいというよりも不完全な、あるいは、未熟な印象を与えているように思えます
なので、前述の「あいつ今何してる?」のような声ならしっくりくるのかもしれませんが
「鉄腕DASH」なんかでこれをやられると、どうにも歯がゆくて気持ちが落ち着きません。
「~~なんだそうです」「~~といわれています」
というような言い回しに改めてもらえないかなと
普段からナレーションを書いている身としては切実に思うわけです。
ちなみに私は「~~だそう」は一度も使ったことありません。
いっときの流行で終わる可能性もありますが、
定着したらいやだなあと思う今日このごろです。
引き続きよろしくおねがいします