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NHK紅白歌合戦2016年紅組逆転優勝問題の件

問題です。

今年の紅白歌合戦はどちらが勝ったでしょう?

 

答えは・・・

今年はまだやってないのでわからない

 

さてとびっきりの年始ジョークを御見舞したところで

本題です。

 

#NHK紅白 視聴者投票→白組圧勝 会場審査→白組圧勝 ということで優勝は紅組です!! - Togetterまとめ

ちなみに、視聴者票が重く置かれてた時代はジャニーズ票ばかりで白組優勝が続いてたりもしたんだよ。それはそれでみんななんかいうだろーよ。

2017/01/01 21:18

 白組が視聴者投票ではもんのすごい多数だったのに紅組が逆転優勝!

なんでやねん。

というのが顛末でございます。

 

気持ちはわからなくもないですが、

事が大きくなってしまったのには原因があるようなので

その辺を考えてみたいと思います。

 

まず、最終的な得点(黄色いボール)についてですが

ゲスト審査員は1人1点ですが、

会場審査委員は多かったほうが2点

視聴者審査員も多かったほうが2点

という形でして、このルールはこのところそんなに変わってはおりません。

今回、会場も視聴者も白組で4点が先に入っていたのですが、

ゲスト審査員のほうが先入れの4点を加えても紅組が多かったので

紅組優勝となったのはまぎれもない事実です。

 

Wikipediaによりますと視聴者審査員が始まったのは第53回その時はBS衛生ハイビジョンの視聴者だけでした。受信機1台につき、審査員の申込みができたといいます。

その後、地上デジタル、ケータイ、ワンセグと審査員が広がりましたが、

人数限定で全員が参加できるわけではありませんでした。

第58回(2007年)で初めてワンセグ審査員が無制限となり、ワンセグ機器を持っていれば誰でも参加できるようになりました。

という風にだんだん視聴者審査員が増えていったわけなんですが、

その中で第56回から第61回まで8回連続で白組が優勝しているんです。

これは取りも直さずジャニーズ票です。

近年のAKBグループ勢も頑張っているのでしょうが、

やはりジャニーズファンの層の厚さにはかなわないというところでしょうか。

視聴者として見ていた人もまた白組かよという思いはあったでしょう。

いまほどSNSが普及していなかったので、今のような炎上にはならなかったですが。

紅組は第62回で優勝を取り戻しますが、

第63回からは再び白組が3連続優勝。

そして第66、第67回は紅組が優勝しています。

 

こうしてみると1つ考えられるのは、

NHKサイドとしては、まず、ワンセグやデジタル放送のデータ放送の普及をなんとか推進しようとして視聴者審査員を取り入れましたが

普及するに連れていわゆる「組織票」めいたものに悩まされるようになったのだと思います。

視聴者票の按分をどうすべきかというのは悩ましいところです。

多くすれば組織票に負けてしまい、ゲスト審査員の威厳がなくなるし、少なくすれば視聴者軽視と言われてしまう。

なんとかいい着地点に改善しようと現在も試行錯誤が続いているはずです。

だから今回こんなことになってしまったのではないかと。

 

今回の地デジの投票方法ですが、ひと組ずつ紅か白かに投票するシステムでした。

この投票方法が白組票を大きく伸ばした原因ではなかったでしょうか。

以前は番組中に数回、投票の機会があるだけでこのシステムだと、組織票が働いても得票数の差はそれほど大きくならないはずです。

ですが、今回のように各対戦で投票ができてしまうと、差は開く一方でしょう。

いくら差が開いてももらえる玉は2つだけ。

見た目あんなに勝っていたのに~ということになってしまったんですね。

どうしましょうかねえ。

 

正直、みんなが納得できるルールを作るのは難しいと思いますし、

ファンは必ず自分の応援する人が勝ってほしいし

視聴者参加が簡単になればなるほど、テレビのお約束はやりにくくなってきます。

 

僕としてはやいやい言わずに生暖かい目で楽しんでればいいんじゃないかと思いますけど。

 

新年のご挨拶を忘れていました。

あけましておめでとうございます。

本年も引き続きよろしくお願いいたします。