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体育祭、運動会における組み体操の問題点がなんかずれてるなーと思う件

中学時代組み体操では下の段でした。
正直いけてませんでした。

すでに動画は削除されてますが、
八尾の中学でおきた組み体操の事故は
痛かったろうなと思います。
命にかかわるような重大なけがにならなかったのはなによりです。

わたしも組み体操は経験がありますが、
いまの組み体操とは比べ物にならないくらい簡単でしたよね。
花形のピラミッドも
下から、5-4-3-2-1の面的なやつで
昔はわざと最後に崩すというのが定番でした。

いまの組み体操については
いろいろ問題はあると思うのですが、
批判のコメントで多いのが感動のために無茶をさせてるという感動ポルノ論。

大筋ではそうかなと思うのですが、
現場ではもっと具体的な問題点があると思うんです。
それが練習時間です。

体育祭や運動会は一年の体育教育の集大成を見せるもの、というのが大義名分のはず。
でも競技の大半は直前の練習でしか行われません。
もちろん、さまざまな基礎を応用した競技というのもあるのでしょうが、
直接的ではないでしょう。

その最たるものが組み体操ではないかと思うんです。
運動会の本格的な練習はだいたいが夏休みが終わってから始まります。
すると、練習期間は一ヶ月もありません。
もちろん組み体操の練習だけをしているわけでもありませんので、練習時間を考えると一週間ほどにしかならないのではないでしょうか。
そのような期間で難度の高い組み体操をやるのはやはりムリがあるのではと思います。
一年前から組み体操のための基礎体力をつけ、低いところからしっかりと組めるような練習を行い、徐々に高くしていくとか、それくらいやっても充分かどうかわからないのが組み体操ではないかなと思うんですよね。

それくらい練習を積めば事故も減るでしょうし、先生もヒヤヒヤしながら周りで立たなくても大丈夫でしょう。
そういうのがあってこその感動だと思うんですけどどうなんでしょう。

それができないのであれば、昔ながらの平面5段に戻すべきだと思います。
手っ取り早く拍手をもらおうとは虫がよすぎるというもんです。
これって若者から希望を搾取するブラック的な企業に似ているような気がしますね。


引き続きよろしくお願い致します