昔のテレビはよかったの件
ちょいちょいこういう話が出て来るわけです。
たしかにコンプライアンスだ、なんだと制作環境が窮屈になっているのは事実でありまして、
いまのテレビで面白くない番組があるのは否定しません。
ただ、どの時代にも人気番組というのはありますが、不人気番組というのもあるわけです。
昔のテレビがどれも面白かった訳ではありません。
次に、昔はよかった的な例として出てくるのが、天才たけしの元気が出るテレビです。
ほかの演出家が、その時代がよかったからといって同じような番組を作れた訳ではありません。
もし、その2人がいま30代でいるとしても、やはり今の時代なりのぶっ飛んだ番組を作ったのではと思います。
もう一つ、昔のテレビはよかったという話で
女性のおっぱいが出てたよね、というのがあります。
これは単に自粛レベルが低かっただけだし、
女性の裸は簡単に視聴率を取るための道具でしかありませんでした。
昔のテレビが自由だったから女性の裸が出ていたのではありません。
で、これが何を意味するのかって話ですが
誰がいつ書いていたのかも忘れてしまいましたが、
こういうことではと思います。
テレビというメディアの日本においてのランクが低かったと。
新聞で言えばわかりやすいので例えますが、
昔のテレビは東スポだったんですよ。
それがいいのか悪いのかわかりませんが、ニッカンやスポニチになり、
やがて、朝日、読売、毎日のような感じになっていったと。
そうなることによって、信頼度というか、ちゃんとしないといけない度というかが上がって
うそやぶっ飛びやエロばっかりのテレビではいけなくなったんですね
だから結論めいたことをいえば、
昔のテレビがよかった、は幻想で、
いまも昔も面白い番組はあるし、
面白くない番組は忘れ去られるだけ。
そういうことで、
引き続きよろしくお願いします